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神明神社 瑞浪市日吉町常道

日吉町常道 神明神社

瑞浪市日吉町1596
【祭神】天照大御神
【例祭日】11月23日
【由緒】創立年月不詳。縁由等不明。古来村社。更に明治6年5月15日村社の格に列した。
(岐阜県神社名鑑より)

祭神 天照大御神(あまてらすおみかみ)
神明神社
瑞浪市日吉町1596番地の1(常道)

明暦年間・新開の村に太神宮を祀って災害止む
 江戸時代、常道(つねみち)は本郷村に所属し、山村氏の領地でした。
 本郷に神明様があるので、ここにも神明神社を祀ったのかと、ふと思いますが、実は当神明神社の由緒は、本文356字に及ぶ長文で棟札に記されていますので、現代文に直して、その概要を紹介します。
 常道邑(つねみちむら)は、山村公の所領であるが、家の数もたいへん少ない所であった。しかし 「明暦元年(1655)邑の西方にある数千坪の原野を百姓に開墾させたため、家数も10軒に増え、邑人はたいへんな喜びであった。
 ところが時々災害に見舞われたので、明暦2年の春、百姓衆が太神宮をお迎えして祭をしたいと願い出たところ、快く許しが得られ、早速奉祀し、斎戒沐浴・珍しい物や酒を供えて祭を行った。すると、災害はおさまってしまった。皆々神明の霊験に感激し山村公の寛大仁慈なる心を称えて止まなかった。
 こうして、ここに神明社が祀られたのである。
 その後、元禄8年(1695)再建、明和6年(1769)覆殿再建等の棟札が残されています。今でも氏子数20戸の小さな地域ですから、おそらく十数戸で、幾度も社殿の修理・再建・屋根の葺替えなどを行って、大切に守ってきたものでしょう。
 現在の拝殿や覆殿は、昭和30年代に建てられたものです。
 先に記したように、常道は本郷の枝村(えだむら)だったので、社殿前の広場にある正徳4年(1714)建立の棹燈籠にも、本郷村之内常道と刻んであります。また、拝殿の西には、本郷神明神社のものと同形同大・奉納の年も同じ元禄13年(1700)の水盤があります。同じ村の二つの神社には同じ崇敬の心が棒げられたものと考えられます。
 鳥居は明治41年建立の明神型、その右手に阿弥陀如来(享保9年)、左手には石庵(せきあん)があって弘法像が祀られています。近くに清水の湧く所もあるので、昔からここを聖地として神仏を祀り、村人の集いが行われたものと思われます。
 この神社の例祭日は11月23日と決められ、参拝者に甘酒が振舞われるので甘酒祭りとも呼ばれて、親しまれています。
(瑞浪市の神社[H10発行]より)


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