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春日神社 瑞浪市日吉町柄石

日吉町柄石 春日神社

瑞浪市日吉町1336
【祭神】春日神
【例祭日】4月第1日曜日
【由緒】創立年月不詳。縁由等更に不明。古来村社。更に明治6年5月15日村社の格に列した。
(岐阜県神社名鑑より)

祭神 春日神(かすがのかみ)
春日神社
瑞浪市日吉町1336番地(柄石)

一新された社頭と参道 —平成九年の大事業—
 日吉本郷から鬼岩へ通ずる道(旧中街道)を進むと、常柄辻の手前右手に、真新しい鳥居・燈籠そして社号標が見られます。
 以前は参道入口が目立たずつい通り過ぎてしまうところでしたが、氏子の皆さんの熱い総意によって、120メートルに及ぶ参道の大改修が行われ、篤志家(とくしか)により、鳥居・燈籠・狛犬・大幟等が奉納されて、社頭が見違えるほど立派になりました。
 氏子数僅か18戸の柄石(がらいし)組ですが、いずれも敬神の念篤く、後世に残る大事業を成し遂げられたのです。
 さて、新設された石段を上り鳥居をくぐって少し進むと、大正13年に建立された二の鳥居の前に出ます。そばに一対の神前型燈籠があり、その間を通ってコンクリート舗装された参道を上っていくと、拝殿前に向かい合った狛犬が迎えてくれます。
 社殿のまわりは樹木に覆われ、昼でもやや暗い感じで乾きが悪く、風雨による傷みが激しいため、本殿はすっかり覆殿の中に納められています。
 本殿は、間口三尺ほどの桧皮葺流造一間社で、大正5年屋根葺替の記録があり、幣殿拝殿は昭和6年4月新築、その時立派な石玉垣も設けられました。しかし、その後幾度かの修理を経て、昭和30年代半ばに拝殿改築・覆殿の屋根も葺替えられています。
 ところで、ここに特筆すべきは、本殿の後ろの巨巌に
  享保三年
 春日大明神
  九月吉日
      田中市左衛門
と、刻まれていることです。
 柄石は、その名の通り大小様々な岩が姿を見せている土地ですが、ここの巨巌は山腹に大きく露出し、対面する者は壮厳な感じに打たれる霊巌です。おそらく古人は、この巌こそ神の憑代であろうと考え、春日大明神と刻んで祭を行ったのではないでしょうか。
 この土地に春日大神が勧請された由緒はわかりませんが、自分達の産土様として崇敬の誠を捧げた祖先の心は、今も脈々と受け継がれています。
 なお、参拝の折には参道の傍らにある三角点や道祖神、石仏などを見ることもできます。
(瑞浪市の神社[H10発行]より)


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