遠い昔、この峠で休んでいる若者がいました。 都へ琵琶の勉強に行きましたが、あきらめて奥州へ帰るところでした。 するとふしぎな音楽が聞こえてきて、若者はうっとりと聞き惚れていました。 それは坂の上の松が風に鳴っている音でした。 「風でさえもこんなに美しい音楽がかなでられるんだ。もう一度やりなおそう。」と都へもどる決心をし、やがてりっぱな琵琶師になりましたとさ。 今もこの峠を琵琶峠と呼んでいます。 ●この昔話は、「ふるさと瑞浪」のお話のあらすじを短くして掲載しています。 |
琵琶峠は麓からの実高80m・長さ1kmで、中山道美濃・近江路で最も高い峠です。700m余りにわたって石畳がしかれており、頂上直下には八瀬沢一里塚が残っています。往時から木曽街道六十九次や木曽路名所図会にも画かれた中山道の名所です。
瑞浪市日吉町・大湫町
瑞浪市役所商工課 TEL.0572-68-2111
JR瑞浪駅下車タクシー15分 中央自動車道瑞浪ICより15分
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