■ 登り窯

陶与左衛門窯 瑞浪市陶町大川

体験工房 与左衛門 

 室町時代から続く陶器を焼く文化を後世に残すべく、平成18年(2006)、地元町民一丸となり、往時の登り窯を県内最大級の六連房の登り窯として再現しました。

 年1回毎年秋に5日間昼夜を問わず町民のボランティアのみなさんの手で焼き上げます。

 隣接する体験工房与左衛門では、作陶体験ができます。また、毎月陶芸教室も開催しておりますので是非ご参加ください。

与左衛門とこま犬

 陶町の窯業の歴史は古く、大川地内にあった大川窯は、室町時代 文明七年(1475)に開窯されました。
 大川窯は東窯と西窯があり、大きいのは東窯の方で東窯川上流の山に位置し40基くらいあったと確認されています。当時の窯は1回の焼成で使用済みが多かったようです。
 四代目 羽柴与左衛門景度は、名人として「与左焼」の名を世に広め、天正二年(1574) には、織田信長より朱印状も下されました。
 この与左衛門が作製して八王子神社に奉納した「鉄釉狛犬」は、瑞浪市有形文化財となり、稲津興徳寺に奉納した「鉄釉四耳壷」は瑞浪市指定文化財です。
 これらをモデルにして「世界一の美濃焼こま犬」と「豊穣の壷」が作られました。

陶 与左衛門窯の概要

窯の斜度:4房までは27° 5・6房は30°(昭和53年に学術調査した大川東古窯の斜度が30°)
窯の構造:6連房式登り窯(倒焔式)
各室の容積:1房目 3.24㎥ 2房目 3.52㎥ 3房目 3.97㎥ 4房目 4.72㎥ 5房目 4.57㎥ 6房目 5.29㎥ 合計 25.31㎥
使用レンガ数:25,000丁
築窯作業延べ日数:180日
築窯作業延べ人数:1,500人

陶 与右衛門窯
陶 与左衛門窯

陶町明日に向って街づくり推進協議会
所在地:〒509-6363 岐阜県瑞浪市陶町大川786-1
問い合わせ:TEL.0572-65-3776(陶与左衛門窯)
 TEL.0572-65-2112(陶コミュニティーセンター)
アクセス:JR瑞浪駅下車タクシー20分 中央自動車道瑞浪ICより25分


体験工房 与左衛門 

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