■ 寺院 石仏

役行者石像 津島様 弁財天石祠 瑞浪市薬師町

 地元では津島様と呼ばれ、外から侵入する病魔を防ぐ境神・厄難除けとして祀られたもので、近くにあったものを河川改修により現在地に移された。
 石像の裏には天明5年(1785)の銘があり、浮彫された右手に宝輪を左手に経巻を持ち、高下駄を履いて岩座に腰を掛けた。頭巾姿の典型的な役行者像である。なお、隣には宝暦10年(1760)の弁財天石祠などがある。

(瑞浪市下街道マップより)

 横断陸橋でバイパス辻を土岐川沿いに下りると大正十三年の「右岐阜 左名古屋」の道標があり、土岐川に面した草むらに宝暦十年(一七六〇)の弁財天祠と天明五年(一七八五)の珍らしい役行者碑があります。共に市内での造立例の少ないものです。

 

山野内の役行者像

刻銘(裏側)
 天明五乙己十ニ月(一七八四)
願主 安藤治郎右?
(立木のため右半分以下見えず。恐らく治郎右衛門と推量 代々庄屋を襲名している)
大きさ(レリーフ)
 像高 五二cm
 顔・頭 十二cm
 巻き物 九cm
 膝下 十三cm
 下駄高 五cm
 ひざ巾 十三cm
 あごひげ 三cm

山野内西山弁財天

仏龕造り
宝暦十庚辰六月 山野内村中 安藤市兵衛

(瑞浪の石造物より)


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