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心宗寺(止静庵)跡 瑞浪市稲津町

 心宗寺は、天竜寺や西芳寺の庭を創った夢窓国師が開山したといわれる。夢窓国師は南北朝時代に活躍した臨済宗の高僧で全国各地で築庭し、多治見の永保寺の庭もそのひとつである。今も心字池や座禅岩が往時の姿をとどめている。座禅岩に座って心字池を眺め、瞑想にふけるのも一興である。

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止静庵と座禅石のはく傳説

 夢窓国師(夢想疎石)は、南北朝時代(1326~1392)後醍醐天皇、足利尊氏らに仏の講義をし更に東奔西走各地にお寺を開き臨済宗を盛んにした高僧で、この地方でや多治見の虎渓山永保寺を開山。正和3年(1314)旧知の土岐氏を頼って美濃国に入り、この林に鶏足山心宗陀頭禅寺(けいそくさんしんそうだとうぜんじ)(後の止静庵)を開山したと言われています。
 この辺は庭で目入前の池は「心字池」と呼ばれ、毎年杜若(かきつばた)や菖蒲(しょうぶ)などが咲きほこり、朝には池のほとりをさまよい、夕には屏風山にかげる夕日を眺めつつ静かに行をつまれたことでしょう。
 前方の二つ重なった大きな岩が、夢窓国師が座禅した「座禅岩」と言われ中ほどがくぼんでおります。
 心宗寺の跡は東南方約100mの処に心宗寺後の石碑があり僧侶等が修行に励んだことだろうと言われております。
 平成24年7月  卯月会


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