午前10時頃から正午まで
瑞浪市大湫町の神明神社、白山神社の合同例祭で、山車及び神輿が町内を巡行・渡御します。
大湫は近世には中山道の宿場として栄えた町で、尾張藩領でした。この車山は、尾張徳川家ゆかりのもので、二層造りの名古屋型、素木造で同家の家紋「葵(あおい)のご紋」が装飾されています。屋根棟端部に御幣が付けられ、これは犬山の山車の特徴です。元治元年(1864)に犬山城主の成瀬家より譲渡され、神輿は尾張徳川家から譲り受けたとされています。
かつては神明神社と白山神社、八幡神社の三社の合同例祭で、毎年8月15日から17日にかけて3日間行われていました。明治13年(1880)に八幡神社が廃社となり、祭りの日数も1日となり、現在の10月第一日曜となりました。
神明神社の前でお囃子が演奏されて神輿にご神体をのせ、町民と子どもにより曳かれる山車を先頭として、神輿、神職や氏子等からなる行列が白山神社に向かいます。白山神社のご神体も同乗し、二つの神社のご神体が一つの神輿に相乗りします。山車が町の端までくると、掛け声とともに車輪をきしませながら方向転換をします。
市内で唯一の本格的な山車を用いる行事で、古い伝統を越している貴重なお祭りです。
主催:大湫町神社氏子総代
お問い合わせ:大湫コミュニティーセンター
電話:0572-63-2360
E-Mail:okutecom@city.mizunami.lg.jp