陶町水上沢の尻辻
(明治三+二・一八九九・同・西国四国秩父坂東(道標))
水上沢の尻辻のものは小木曽氏夫妻による中馬街道の道標を兼ねたものです。
(ふるさとの石碑と灯篭より)
水上沢の尻道標兼供養塔
刻銘 右ぎふ、たじみ
左なごや をかざき
西国四国 奉納 供養塔秩父阪東
塔高156cm、巾94cm、基礎石高さ43cm、巾126cm、裏側に覚明治三二亥年三月十八日建設。
小木曽喜三郎・小木曽さわ
中馬上街道が猿爪の西峠(猿爪口)より凡そ六百m、峠より約七〇m程下を猿爪川が流れ、この川を渡るたもとに建立されているが、将来小里川防災多目的ダムが建設されると、この基礎石あたりまで、ダムの水につかるそうである。やがて、これを移転する日がやってくるのだろうが、先人の遺徳をたたえ保護したい。
(瑞浪の石造物より)