■ 中山道

中山道 秋葉坂の三尊石窟 瑞浪市日吉町

 細久手宿と御嵩宿の間は、三里(約11.8km)。細久手宿から中山道を西へ、平岩の辻から西の坂道を登ると三室に分かれた石窟があります。

 秋葉坂の中山道北側にあり、道中安全を祈願したものとみられます。
 右の石室に祀られているのは、明和5年(1768)の三面六臂(さんめんろっぴ:顔が三つで腕が六本)の馬頭観音立像(高さ:53cm)。中央には、明和7年(1770)の一面六臂(いちめんろっぴ)の千手観音座像(高さ:68cm)が、左の石室には風化の進んだ石仏(聖観音か?銘は判読困難)(高さ:63cm)が安置され、石窟の右側に残る石燈籠の棹には、天保11年(1840)の銘があります。

 なお、ここは石窟のすぐ上に秋葉様が祀られていることから、秋葉坂とも呼ばれています。



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