■ 寺院 石仏

大山弘法堂 瑞浪市日吉町本郷大山

 岐阜県瑞浪市日吉町本郷にある大山弘法堂には、灯籠1基、石仏4、水鉢1、幟竿支柱石2 、廻国記念碑1があります。

大山弘法堂 岐阜県 瑞浪市 日吉町

 大山弘法堂には、助郷村によって奉納された古い元禄十三年(一七〇〇)の水鉢と宝永六年の雨乞い灯篭のほか明和五年(一七六八)の一面六臂三猿二鶏の庚申像らの石仏群があったりします。

細久手宿の助郷村の寄進による灯篭
(日吉町本郷大山弘法堂)

 

名号碑

日吉町本郷大山弘法堂(元禄十三・一七〇〇・水鉢・元禄十三庚辰年・為雩奉納)

※雩(あまひき)=雨乞い

日吉町本郷大山弘法堂のものは「為雩奉納石水鉢 助郷村中」とあります。

境内灯篭

日吉町本郷大山弘法堂(宝永六・一七〇九・単・円・六角・奉雩寄進助化邑中)

本郷大山弘法堂(宝永六年一七〇九)は春日灯篭と呼ばれる六角灯篭である。

水 鉢

日吉町本郷大山弘法堂(元禄十三・一七〇〇・為雩奉寄進石水鉢一艘 助郷村中 南無阿弥陀仏・日吉本郷)

 大山弘法堂のものには「為雩 助郷村中」とあり「雩」とは「雨乞い」のことで、横の宝永六年(一七〇九)の春日灯篭と共にこの弘法堂の前を通る助郷村中によって奉納されたものです。

 細久手宿への助郷道であった碑の前の小道を東北へ七~八分進むと大山弘法堂です。弘法堂といいながら堂内の本尊は阿弥陀様ですね。境内の石仏はいづれも特徴があり、特に助郷と村中による元禄十三年(一七〇〇)の水鉢と宝永六年(一七〇九)の「雨乞い灯篭」は古く、それに明和五年(一七六八)の一面六臂の庚申像には三猿三鶏も刻まれており、大湫観音堂の宝暦十三年(一七六三)のものと共に市内では最も典形的な庚申像碑です。

 

庚申(青面金剛)石像

日吉町本郷大山弘法堂(明和五・一七六八・六臂像・三猿・二鶏・日月輪)

 日吉町大山弘法堂のものと、日吉町松野のものは同じ六臂・三猿・二鶏・日月輪の像形ですが、松野の二鶏は大きく彫られていて石匠は別々のようです。

馬頭観音石像

 日吉町大山弘法堂下の旧道の安永七年のものは宝馬が特別大きく彫られています。

 

大山弘法堂前の水鉢

刻 銘
 西側 為雩奉
 石水〇
 助郷村中
東側 元禄十三年(一七〇〇)
堂前左の灯寵の竿に
 奉雩寄進助郷邑中
 宝永七年九月吉日(一七一〇)
とある。水鉢の大きさは上部の縦四八cm、横七七cm、高さ五〇cm、水鉢の深さは九cm、水鉢の内部縦三三cm、横五九cm。
 中山道細久手宿の宿定人馬数はニ五人二五疋を宿方で負担。それを越す分のみ助郷に割当てると決められ、助郷は二郷(日吉郷十ーカ村・上之郷十六カ村)表川十ニカ村(月吉・山野内・戸狩・外は土岐市内)助郷は村高百石について年人足五人馬一疋を基準にした。水鉢や灯寵の刻銘は道中安全を願った物で歴史的価値がある。

 


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