■ 寺院 石仏

石仏群 瑞浪市日吉町南外戸大洞

大洞の白衣観音供養碑
(日吉町 南垣外)
(明治八・一八七五・自然石・奉講白衣観音菩薩・心経二万)

日吉町南垣外二例のうちの明治八年のものは 「奉講白衣観音菩薩 心経二万巻」とある珍しい白衣観音供養碑であり、同二十五年のものは「西国三十三所南無大悲観世音菩薩」とある九字聖号碑で、願主は木股・玉田・小木曽・渡辺・大竹・大山氏ら女九人の名が見られます。

日吉町南垣外ニ例のうち明治八年のものは白衣観音文字碑に「心経二万巻」とあり、同十二年のものは百万遍念仏碑で紹介した善光寺如来碑に「心経一万遍・念仏百万遍」とあるものです。

大洞の百万遍念仏塔
(日吉町 南垣外)
(慶応十二・一八七九・念仏百万遍・心経一万遍)

 南垣外大洞のものは、善光寺阿弥陀三尊石塔の建立に際して念仏百万遍・心経一万遍という大変な勤行をした記念碑で、その碑文も特記される内容です。それは碑の正面に「奉請善光寺阿弥陀如来 大悲観世音菩薩 天下泰平村中安全念仏百万遍心経一万遍」と彫り、四周には「釈迦牟尼如来 東方薬師如来 大日如来」以下地蔵・六聖文殊・大行普賢・虚空蔵の各菩薩名から不動・大国尊天・弘法大師名までが刻んであるもので、願主は大山戸長ほか地元有志であり、建立時の盛大な様子が偲ばれる一例です。

(明治二十五・一八九二・聖号・西国三十三所南無大悲観世音)

大洞の般若心経二万巻読誦塔
(日吉町 南垣外)
(明治 八・一八七五・心経二万巻読誦塔)

山灯篭
(日吉町南垣外休場)
(明治初年・単・山谷をはるばる越えて弥陀如来…の歌)

 


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