神明神社の北側の細い道を東に登って行くと小高い岩山の天辺に建っていて、岩肌には数多くの石仏が建っています。
神明神社の熊野杉の根元近くには井戸があって「昔は毎年8 月15日祭礼の日になると塩水が噴き出た」といわれ、昭和32年(1957)までその水で神馬を清めていました。それがこのあたりの字名「小塩」の由来となっているともいわれています。
■念仏二百万偏供養
文政5年(1822)の念仏二百万遍供養塔には「文政五年 水野氏」と彫られています。
■西国・四国霊場順拝記念名号碑
明治19年(1886)の西国・四国霊場順拝記念名号碑は自然石碑で弘法像が浮彫りされています。
■善光寺如来三尊碑
明治15年(1822)の善光寺三尊如来文字碑は「善光寺三尊如来 村中安全」と刻まれています。
■三十三所観音石像
文政5年(1822)の三十三所観音石像は、小塩の岩山を霊場に見立てて、小山のあちこちに三十三体が配置されています。
■夜念仏供養塔
夜念仏供養塔は、年号不詳で笠塔婆の形をして名号が入っています。