三十三所観音 瑞浪市日吉町半原芹生田辻
中街道の半原芹生田辻にある村の人に守られている三十三所観音です。
中街道は、下街道の釜戸中切と上街道(中山道)の井尻とを結んだ五里足らずの短かい脇道で、中山道十三峠新設中の慶長七~八年に一時「中仙道」として使用されたのもこの道です。
中街道
市内三本目の脇街道である中街道は、下街道の釜戸中切と上街道(中山道)の井尻とを結んだ五里足らずの短かい脇道で、中世の鎌倉街道を概ねもとにしており、古代も藤原末期ころの東山道はほぼこれに近いコースであったと考えられ、中山道十三峠新設中の慶長七~八年に一時「中仙道」として使用されたのもこの道である。
(瑞浪市史 歴史編より)
釜戸からのコースは下街道中切追分の辻でこれと右に分かれ、大薮(馬場氏陣屋跡の東)から宿大仙奈ー塩尻(宿)ー百田を経て半原芹生田辻で三河街道と町屋ロまで合い、ここから左に分かれて半原峠(現在の南方)を越し、日吉宿日霊宮辻ー市神ー酒波神社前ー下本郷に通じていたが、古くは宿白山神社の西へくだり、日吉川の南をツバクロ口経由で下本郷に至ってもおり、このほかにも半原峠から尾根道を西行して小高ーツバクロ口へ下りる小高コースも利用されていた。
三十三所観音石像
日吉町半原芹生田辻(明和四~安永八ら・各種にて三十四体・概ね完)
半原芹生田 三十三観音 寛永八年、寛政九年、文化十三年など 平均70×30 明治初期に移祀