徳本流名号碑
小里山ノ田馬場
98x52cm
刻銘
南無阿弥陀佛
美善
天保五午(1834)十二月 日
連中
徳本行者没後の天保年中のものです。
徳本流
徳本は浄土宗の高僧で、宝暦八年(1758)紀州日高に生まれました。二十五歳で往生寺にはいり、翌天明四年(1748)剃髪して難行苦行を重ねた。文化十四年(1817)江戸増上寺の典海の召講に応じて東遊し、小石川一行院の一代となったが、文政元年(1818)六十一歳で入寂した。
念仏講の全国布教僧で、花のような特徴の美しい文字の名号碑等を残しています。
稲津山之田、日吉本郷橋場、戸狩東仙寺、日吉本郷十三仏、北野観音堂、細久手庚申堂にも徳本流の文字といわれているものがあります。




