土岐町鶴城高屋にある阿弥陀堂は、もともとは半原に建てられていて、信仰の場であり、集会所としても利用されていましたが、廃仏毀釈のために壊されそうになったところを鶴城高屋の人がもらい受けて移築したものです。
当時三河街道を通って建物や石造物を運んだ時には、枕木のように木を組んだ木馬道(きんまみち)をつくり、そりに載せて牛が牽いて運んだそうです。
阿弥陀堂の手洗鉢は、元禄八年(1695)寄進の大きなもので、「明治三十年(1897) 高屋組中」と彫り直して安置してあります。
■ 寺院 石仏