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津島神社 瑞浪市日吉町宿

日吉町宿 津島神社

瑞浪市日吉町4448(宿)
【祭神】素盞嗚神
【例祭日】7月15日近い日曜日
【由緒】この津島神社は小規模な社であるが、歴史は古く、寛永14年(1637)建立の棟札がある。今の本殿は天保14年(1843)の造営で、その後幾度か屋根替えや修理を重ねているようである。
 津島神社では、昔は石段に沿って鳥居から拝殿までと、さらに拝殿のまわりに提灯を吊し、その明かりで祭典と直会を行っていたが、現在では昼に祭典を行い、宵祭も集会所で行っている。
 集会所の広場に提灯と子ども達が絵をかいた燈籠をたくさん並べて吊し、大人も子どもも楽しく過す祭となっている。
(岐阜県神社名鑑より)

祭神 素盞嗚命(すさのおのみこと)
津島神社
瑞浪市日吉町4448番地(宿)

寛永14年、360年前の創建
 瑞浪市には津島神社が四社あり、この津島神社がその中で最も小規模な社ですが、歴史は古く、寛永14年(1637)建立の棟札があります。
 今の本殿は天保14年(1843)の造営で、その後幾度か屋根替えや修理を重ねているようです。
 津島神社の本社は尾張の津島にありますから、この社も津島から御分霊を迎えて祀ったものです。
 津島神社は、昔「牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)」とか「天王社」と呼ばれていましたので、ここの棟札にもそう記されています。
 牛頭天王というのはインドの神様ですが、日本へ伝わってきて素盞嗚命と一体化されました。従って、津島神社の御祭神は素盞嗚命で、種々の災厄や疫病から人々をお守り下さる神様です。
 京都の祇園町にある八坂神社は祇園社とも呼ばれ、主たる御祭神は素盞嗚命です。ここの祭が祇園祭とか天王祭などと呼ばれて有名なので、東濃地方でも津島神社の祭をギオンとかテンノウサマと言っている所があります。
 また、祭の時にたくさんの提灯を吊すため、提灯祭ともいわれています。
 この津島神社でも、昔は石段に沿って鳥居から拝殿までと、さらに拝殿のまわりに提灯を吊し、その明かりで祭典と直会をやっていましたが、あまりに蚊がひどいので、今では昼に祭典を行い、宵祭を集会所で行っています。
 集会所の広場に提灯と子供達が絵をかいた燈籠をたくさん並べて吊し、大人も子供も楽しく過ごす宵祭となっています。
 なんといっても森の中の社で、石段の途中を潅漑用水路が横切っているような湿気の多い所ですから、昼間でも蚊にはなやまされます。しかし、祖先の心は受け継がれ、厳粛な祭典が続けられています。

 蚊火焚いて神事始まる
   峡の宮   耕児

 寛永の棟札
  縦 45cm
  幅 上 18cm
    下 17cm
(瑞浪市の神社[H10発行]より)

宿津島神社 祭神 素蓋鳴命 旧無格社 最古棟札 寛永十四年(一六三七)春建立 日吉町宿

 寛永十四年奥村氏および村中にて天王宮建立、領主千村藤右衛門(三百石 久々里)奉祖す。寛文・元禄・享保以降の棟札あり、千村藤右衛門本願の札五枚あり。天王宮よりいつ津島神(素蓋鳴命)となりしか不詳。

境内灯篭

日吉町宿津島神社(延享四・一七四七・単・円・奥村金六)

(ふるさとの石碑と灯篭より)


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