女男(めおと)松の跡
弁財天の池から数百m西行すると、小坂の左手(南)下に女男松の跡がある。
女男松は二本の並木松で、うち一本は男根、一本は女陰に異形し、夫婦円満・下の病気にご利益の珍木として中山道の名物で「かくすべき とこを人目に現わして 世に面白き松はこの松」と詠まれて旅人たちにも親しまれていたが昭和初年に枯れ、いまはその跡に文久四年の「陽松女陰神」と刻まれた石碑が残っているのみである。(現在はなし)
(中山道ガイドブックより)
日吉町分の中仙道女男松をよんだ「かくすべき とこを人目に 現わして 世にもおもしろき 松はこの松(よみ人不詳)」の歌も、物語とともに今に伝えられています。
(瑞浪市の歴史より)