○ 日吉地区

宿 村灯篭と榎と道標 岐阜県 瑞浪市 日吉町宿

 宿の消器庫のとなり日の宮道の石垣の上に村灯篭があります。天保2年(1831年)3月建立の立派なもので、2m30cm程あり「金毘羅山」「秋葉山」「太神宮」「村中安全」「若連」と刻んであります。
 その昔、日の宮伝説の日吉の里にあったという“光を放つ不思議な大榎(えのき)”の2代目ともいわれる榎があります。昔、織田信長が諸国街道を整備して一里塚をもうけ、そこに榎を植えさせたといわれています。榎という字には夏に枝葉を繁らせる木という意味があり、道行く人に木陰を与えるために植えられたものでしょう。

 その根元が大きく口をあけていて、その中に「左 日の宮 大くて、右 釜戸 岩村」と彫ってある道標が挟まれています。木の成長とともに道標を吞み込むかのように覆いつつあります。大正の初めごろ、子どもたちが榎の実とりの踏み台にしたのためそこに置かれたとといわれています。
 立派な村灯篭や大きな榎、道標があることで、ここがその昔主要な場所であったとわかります。

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