瑞浪市釜戸町、土岐川に架かる「苅宿橋」は、釜戸の田園風景の中に静かに残る小さな橋です。釜戸駅から徒歩約8分ほどの場所にあり、現在も地域の道として使われています。
苅宿橋は、昭和7年(1932)6月に完成したとされる2径間の鉄筋コンクリート桁橋です。幅は軽トラがギリギリ通行できるサイズで、橋長は約25メートル、昭和初期の地域土木の姿を今に伝える貴重な存在です。
親柱や橋の姿には年月の風合いが残り、観光用に整えられた史跡とは違った、生活の中に残された近代遺産としての魅力があります。苅宿橋は、釜戸町の歴史を大きな出来事として語る橋ではなく、地域の人々の暮らし、田畑、川、道をつないできた橋です。






