瑞浪市が平成11年地域創成事業として陶町に多く点在する古窯の著名な陶工与左衛門景度(かげのり)(与左焼)の作と言われる茶壷(稲津興徳寺所有)を原型として、国道363沿いの高台に制作され、町起しのシンボルとしてその威風を誇っています。
この茶壷が地域に永久的な豊かなみのりを約束し、21世紀に向け明るい未来の息吹きを感じるの意を以って、梶原知事が「豊穣の壷」の銘を、更に町民がこぞって心をーつにして作りあげた宝の壷である賛美の言葉を添えて、瑞浪市長が「一心万宝(いっしんまんぽう)の壷」と銘をつけられました。
高さ 5.4メートル
直径 4 メートル
総重量 32トン
制作には1年を費やし、延べ12000人の地元の労力によって造り上げられ、1万束の薪を燃料に300時間かけて焼成された。
現在、原型の茶壷は興徳寺から、瑞浪陶磁資料館に展示のため移されています。
八王子神社
大川窯四代目羽柴与左衛門景度(かげのり)作の狛犬をはじめ、享和、天保等の美濃焼狛犬が奉納されており、大川の狛犬群として市の文化財に指定されています。
八王子神社に隣接して世界一大きな狛犬と茶壷があります。これらの作品は、市指定文化財、羽柴与左衛門作の狛犬一対をはじめとする狛犬群と、同じ与左衛門作の市指定文化財、興徳寺の茶壷に因み作られたものである。
与左衛門窯
陶町には室町時代から江戸時代にかけて多くの窯があり、中馬街道で尾張や京の宮に陶器を運んでいました。
平成18年(2006)に町民が一丸となって六連房の登り窯を再現しました。それが、陶与左衛門窯です。窯の隣に作陶体験ができる工房もあります。
与左衛門窯工房では、こま犬や干支の置物などを作る陶芸教室も開催されています。
多くの町民の協力のもと9月に5日間にわたって年に一度の焼成が行われます。