ハナノキはカエデ科に属し、雌雄異株で3月から4月に葉に先だって濃赤色の花を咲かせ、夏には葉の裏面の白色が白い花を思わせ、秋には紅葉が一段と鮮やかなことからハナカエデの名が付けられています。分布は国内では本州中部に限られ、自生地が少ないことから国の天然記念物に指定されています。
釜戸町
国指定天然記念物 釜戸ハナノキ自生地
ハナノキ(学名Acer pycnanthum)は、カエデ科に属し、湿地の周辺に生える落葉高木で、大きいものは高さ20メートルにも達します。
4月頃葉が出る前に真紅色の花が咲き、夏には葉の裏面の白色が美しく、秋には紅葉が一段と鮮やかなことから、別名ハナカエデともいわれます。
庭木や街路樹としてもよく植えられますが、自生地は岐阜県、愛知県、長野県のごく一部に限られ、国外でも中国、北米の一部に見られるのみの極めて珍しい植物で、氷河期の遺
存植物として貴重なものです。
ここには、成木六本と若木数本が自生しておリ、1,539.9平方メートルの区域が国の天然記念物に指定されています。
(指定大正11年10月12日)
文化庁 瑞浪市教育委員会