西坂の馬頭観音(細久手坂の穴観音)
細久手宿の西端(日吉・愛宕神社入口付近)から西へ約100m、中山道北側の丘陵斜面に所在する一面六臂(ひ)の馬頭観音である。高さ約95cm、幅約45cmの花崗岩類製で、造立年代は寛政12(1800)年とされるが、現在では石材の風化が激しく銘の判読は困難である。
この観音の縁日の夜に参拝すると、一夜で九万九千日参拝したと同じご利益があるとされることから、九万九千日観音とも呼ばれる。
(歴史の道 中山道保存整備事業報告書より)
細久手の穴観音 九万九千日観音
この石窟観音の縁日に線香をそなえてお参りすると九万九千日分の功徳が戴けるといわれている。
“九万九千の観音に
人目しのんで祈ります
赤い襷のおさげ髪
あヽ細久手宿場街”
細久手長寿クラブ
(現地看板より)
西坂の穴観音様
細久手宿の西端れ百mほどの北(右)手上段にある西坂の穴観音様は、寛政十三年(一八〇一)建立の一面六腎の馬頭観音石像であるが、「穴観音」とか「九万九千日観音」とか呼ばれ、観音の縁日に拝むと九万九千回分の利益があると伝えられて宿民だけでなく、旅人からも信仰を受けたもので、いまも石室内は線香やローソクの煤煙で真黒である。
(瑞浪市の中仙道ガイドブックより)
九万九千日観音
岩屋の中に祀られているこの観音様は、1 回お参りすると九万九千日分のご利益があると信じられ昔は大勢の人が線香を持ってお参りしたため、すすで中が真っ黒になったほどです。本尊は馬頭観音です。
(大湫宿・細久手宿より)