岐阜県指定史跡
瑞浪市内には、化石を多く包含する新生代第三期の凝灰岩が所々に露出しています。
横穴古墳は斜面に露出したこの凝灰岩を利用し、これに横穴を掘って構築されたもので、市内にはこの明世町戸狩一帯のほか、日吉町南垣外、寺河戸町水ノ木、土岐町木暮、山田町下山田に約五十基が分布していましたが、中央自動車道の建設工事の際に十八基が失われ、現在は三十基ほどが残存しています。
戸狩横穴古墳群はその代表的なもので、山中に十三基がならんでおり、一部崩壊したものもありますが、ほとんどが原型をとどめ、玄室内に棚が作られたものや、両袖造りや片袖造り、室内の形も方形、楕円形、半卵形など多くの種類に分かれています。
(指定昭和31年3月28日)岐阜県教育委員会 瑞浪市教育委員会
■ 瑞浪市民公園