■ 中馬街道

道祖神 瑞浪市陶町大川田の尻

田ノ尻道祖神

 大正3年1月吉日建立とあり「道祖神 人馬安全 瑞浪小里道 三河瀬戸」とある大型の角柱塔で、乗合馬車が通るようになった七曲道の安全を祈ったものと思われる。
(陶町の歴史散策マップより)

田尻辻道祖神(道標)

 「道祖神」大正三年(1914)角柱塔
 「人馬安全」「瑞浪小里道」「三河瀬戸道」
 道祖神は、経典による仏・神ではなく、日本古来の習俗・民俗信仰から来た神様。
 道の神、旅の神。また、サエノカミとして村の入り口や境を守る神であり、外からの魔を防ぎ追い払う神でもあった。
 村の境や、急坂などに多く建立される。
 乗合馬車が通るようになった七曲り道の安全を祈った物。
(中馬街道大川地区散策資料より)

道祖神

『道祖神』は路傍の神であり、私たちには馴染みの深い神様である。
 旅の途中、いろいろな場所で「道祖神」と記した碑を見ることがあります。松尾芭蕉の「奥の細道」では旅に誘う神様として冒頭に登場します。旅にも様々な旅があり、旅の途中で出会う道祖神にはなんとなくロマンを、郷愁を感じます。
 道祖神は、旅の安全を守る神様でもありますが、元々は中国の神で、道中の安全と道案内を務める神でした。日本の神話に登場する猿田彦(高天原への道案内)とは同じ役になります。その神が日本の農耕社会の中で、村境や峠の道端に祀られ、悪霊・邪悪・病魔などが入り込まぬよう境を守る神、通行を守る神、田畑を守る神となり「道祖神」と呼ばれるようになったのです。近世では旅の安全、交通安全の神として信仰されているようです。
 陶の道祖神も中馬街道の往来が盛んなころ、窯関連の荷馬車の往来を、あるいは参詣講の旅人を、または遠く信州からの荷物を見守った事でしょう。

水上田の尻(中馬街道)
道標も兼ねていて全高136㎝で陶最大の道祖神
(もっと知ろう“陶”より)

 田の尻辻の大正三年の道祖神兼道標は右手が瑞浪方面への 「七曲新道」 左手が品野への中馬街道であることを示しています。
(ふるさとの石碑と灯篭より)

大川田の尻 道祖神

刻銘 正面道祖神 人馬安全
右側 大正三年一月吉日建立。発起人 小木曽
左側 三河瀬戸道
基礎 巾50cmm、総高111cm、巾24.5cm
 


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