御本尊:ー塔両尊四士(祖像、折伏像、七面大明神、最上位稲荷大明神、瑞浪龍神、鬼子母神、妙見大菩薩、慈母観世音菩薩、大黒尊天)
宗 派:日蓮宗
破風を飾る金の金具と朱色の欄干が印象的な本堂を持つ、日蓮宗のお寺です。開山上人の祈祷根本霊場として信者が多いそうです。七面大明神や瑞浪龍神堂、最上稲荷の社などが訪れる者を魅了します。
御詠歌
めょうほうの みおしえたかき 一乗院
あたらしき世を 照すともしび
創立は昭和43年5月、開山 金原広昇によります。
一乗院という院号は、日蓮宗総本山 身延山久遠寺 第八十六世 藤井日静貌下より授与されました。
開山 広昇上人は、もと真宗 西本願寺の信徒であったが、白川海祥上人の教化により入信しました。
昭和9年に広昇上人の長女が病となり、仮死状態であったが、白川上人による法華経の祈祷により奇蹟的に蘇生したといわれています。
そして鬼子母尊神のお告げにより、娘の蘇生報恩射得と妻の実家、田中家、田中吉政公の追善菩提の為にと祈祷 根本霊場として昭和43年に開堂しました。
瑞浪龍神の由来
瑞浪市明世町戸狩若林にて寺院建立にあたり水の調査をしたところ、不思議にもこの龍王山の中腹より清水が湧出て年中途絶えないといわれています。
金原夫妻は金龍神の名前から瑞浪龍神と名前を付けました。そこから観音様も発見され保存されています。
一乗院のしだれ桜
一乗院の急な坂道を登って行くと、両側には大小さまざまな桜の木が300m程にわたり100本ちかく植えられています。
春には、みごとな花のトンネルが訪れる人々を迎えてくれます。
この桜並木の参道を登り切った所にある石段横に、しだれ桜があります。
何本にも細かく分かれた枝先は、今にも地に着くほどに垂れ下がり、たくさんの花を付けます。