小里川は伊勢湾に注ぐ土岐川(庄内川)の支流で、延長24km、流域面積99平方㎞の1級河川です。源流は恵那市山岡町の天爆山で、瑞浪市土岐町で土岐川に合流します。小里川ダムは、合流点の上流8.3㎞に多目的ダムとして建設された、堤高114mの東濃で最高のダムです。
ダム内部を開放していますのでエレベーターを利用し、自由にご覧いただけます。1F通路はダムの紹介や各種展示物があります。また、下流に出ると中部電力小里川発電所、下流広場などがあります。2F通路では、ゲートの一部が見学できたり、下流面に設置した展望テラスがあります。
開放時間 11:00~16:00
閉館日 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)
ダムの大きさ
ダムの体積 750,000㎥
ダムの高さ 114m
ダムの幅 331.3m
集水面積 55平方キロメートル
ダム湖の面積 0.55平方キロメートル
小里川ダムの役割
●洪水調節
●水量の調節
●発電
最大出力1, 800KW の発電を行います。これは一般家庭600世帯分なので、一つの町をまかなうこともできない発電量です。
小里川には通称「川折の発電所」という大正時代に完成した3つの小規模水路式発電所がありました。
道の駅「おばあちゃん市」にはその時に使われていた発電機や「輿運橋(ようんばし)」と言われていた発電所に行くための石造のアーチ橋(通称「めがね橋」)が残されています。
大瀧不動明王と雨乞(あまごい)碑文
小里川にはかつて田代大滝がありました。江戸時代に大変なひでりが続いた時、山岡の円徳寺の胡道和尚を招き田代大滝で雨乞をしました。すると三日三晩大雨が降り続き多くの人命が救われました。その断崖に不動明王と役の行者を祀り、反対の岩壁に雨乞のことが刻まれました。
しかし、小里川ダムができたことにより田代大滝は水に沈んでしまいました。保存のため道路の反対側に、不動明王と碑文が残されています。
おばあちゃん市
道の駅「おばあちゃん市・山岡」はその名称からイメージできるようにおばあちゃん達が主役で、お客様とのふれあいを大切に真心のこもったおもてなしをしています。おじいちゃんおばあちゃんのこだわりの新鮮野菜や手作り品を販売しています。ランドマークの日本一の木製水車、周辺に広がる小里川ダム、四季折々の花が咲きふるさとを思いおこす里山の風景は訪れた人々をほっとさせてくれますよ。
小里城大橋
小里城大橋は最大橋脚高79.5m、最大支間135m、全長420mのS字の曲線が特徴的な橋です。