(元治元年・1864・釜戸町公文垣内)
いざさらば 雪見にころぶ ところまで 花月坊書
元治元年(1864)に芭蕉百七十回忌供養のため、光春院の売仏和尚を中心とする句会グループにより建てられたものです。
芭蕉は、下街道と中山道をー回づつ通っていますが、この歌は名古屋で詠んだ歌だといわれております。
右側面に補助四方諸君子、左側面に釜戸公文垣内 村中建立 願主売仏とあり、句碑の高さ88.5cm、巾35.5cm、奥行30cm、大岩の岩上に建立されています。
白狐温泉観月橋北側の芭蕉句碑は、寛政十年(1798)、喫茶仙安藤松軒範倶の建立したもので、正面には「このあたり 目に見ゆるものは 皆涼し」と芭蕉の句があり、裏側の右に「喫茶仙白兎造之」、左側に「寛政十戌午歳」と彫ってあります。
○ 釜戸地区