大島橋 岐阜県 瑞浪市 釜戸町大島
近代化遺産シリーズ⑧
佐々良木川沿いを通る県道恵那御嵩線は、かつて恵土街道と呼ばれ、釜戸駅と恵那郡とを結ぶ道路でした。
この道路は明治29年に工事が始まり、明治34年に佐々良木までの工事が完了しました。
大島橋は、この街道に昭和6年(1931)に設けられた橋で、全長約44m、幅約3.6m、鉄筋コンクリート構造の橋としては土岐橋と並んで市内最古級です。
多くの人々や物資はもちろん、町内で採掘された窯業原料の輸送に用いられるなど、地場産業の発展を支えた橋でもあります。
アスファルト舗装がなされるなど一部に改修が加えられていますが、当初の姿をよくとどめており、親柱(欄干の端にある柱)には「昭和六年九月竣功」の文字が彫られています。
【解説】瑞浪市教育委員会スポーツ・文化課 砂田普司 氏
(瑞浪商工会議所ニュースより)