■ 産業遺産

釜戸駅 岐阜県 瑞浪市 釜戸町

釜戸駅 岐阜県 瑞浪市 釜戸町

釜戸駅

 明治35年12月19日試運転、同年12月21日、営業を開始。釜戸駅乗降客の対象は、釜戸町、大湫町、恵那市佐々良木、椋実、日吉町東郷(半原)、土岐町東北部(名滝)。
 乗降客が次第に増加して来たので、昭和28年に、ホーム内に誘線橋ができあがり、便利になった。構内に、鉄道弘済会経営の売店も新設された。国鉄第二次五カ年計画による複線電化工事で、ホームは高く、100m ほど長くなり、陸橋も鉄筋コンクリート製に改築、駅舎も改装されて、面目を一新した。それに加えて、東鉄バスの発着点となり、年間の乗降客数は約81万人を数えるに至った。
 釜戸駅利用の乗降客は年々増加しているに反して、貨物輸送は、自動車による輸送が増加したので、減少していると思われる。

(釜戸町誌 通史編より)

JR釜戸駅前の夫婦松

<所在地>釜戸町東大島

アカマツ(左)幹周1.9m 樹高約9m
    (下)幹周1.5m 樹高約7m(現在はなし)

 JR中央線で釜戸を訪れる人たちをまず出迎えてくれるのがこの2本の赤松です。並んで立っているので夫婦松とよばれますが、明治35年(1902)、国鉄中央線の開通と釜戸駅の竣工を記念して植えられた数本の名残です。
 その後の駅前改修工事に伴い松は伐(き)られてゆき、今ではこの2 本を残すだけとなりました。子どもの頃よくこの木に登って遊んだという近くの方のお話では、その頃木の高さはまだ今の半分ほどだったということです。
 松は樹齢100年ちかくになると、樹皮が亀甲状に割れ、特有の美しい模様を作り出します。松枯れが多い中、この2本は樹勢も衰えず、緑の松葉を繁らせています。根元は木の保護のため、アスフアルトが切り除かれ、地元の方々が手入れをしているということです。

 

釜戸駅

 明治35年(1903)に開設されました。柱や壁は、きれいに塗り直されていますが、昔ながらの木造の駅舎です。柱の上部は、左右に緩やかな曲線を描いています。

駅前の松

 釜戸駅の正面の広場に2本並んでいます。この松の木は、中央線が開通した時に、それを記念して沿線に植えられたものです。現在まで枯れることなく、元気な姿で残っているのはめずらしいそうです。
 地元では夫婦(めおと)松と呼んで大切にしています。

(生涯学習読本No6 ふるさと再発見より)


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