市内の境内灯籠(神前灯籠とも)は竿が角柱状のものよりも円柱状のものが多い。もともとは寺社の灯明台として発生したもので、一基からやがて一対として造立されるようになった。また、宝珠・笠などは重厚なものから次第に張り出しの広いものに変化した。この灯龍を見てもわかるように、左の灯籠が明和5年(1768)建立のもので右側の灯籠が天保3年(1832)建立のものである。このように年代によって形式が変化していることに注目したい。
(瑞浪市下街道mapより)
灯籠
釜戸町上切不動様入ロ
(明和五・一七六八・単・円)
(天保三・一八三二・単・円)