○ 陶地区

茶房 磁叟庵(じそうあん) 瑞浪市陶町

2020年の春の営業(~7/5)をもって閉店。




曽根庄兵衛

文政8年(1825)~明治37年(1904)
 陶町猿爪の桜ヶ丘公園に建てられた石碑の一つには曽根庄兵衛の名が刻まれています。
 農家に生まれた庄兵衛は、猿爪村で磁器生産を興したいと考え、文久元年(1861)に生産を開始し、翌年には原村(現 恵那市山岡町)や水上村(現 瑞浪市陶町水上)で粘土を発見し仲間とともに原料の生産にも着手しました。
 明治12年(1878)には「濃壌(のうじょう)商社」を設立して猿爪の製品販売等に努め、同18年からは輸出用製品の生産も始めて、陶磁器生産・販売業の礎を築きました。
 明治34年(1901)地域の産業振興に貢献したとして緑綬褒章を授与され、その際、岐阜県知事から「磁叟(じそう)」の号を贈られました。
 「磁叟」の号は、その後「曽根磁叟園製陶所」、そして茶房「磁叟庵」に受け継がれています。
【解説】瑞浪市教育委員会スポーツ文化課 砂田普司氏
みずなみ商工会議所ニュース 平成29年5月1日号より転載

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