一色 稲荷神社
【祭神】宇迦之御魂命(うがのみたまのみこと)
【例祭日】10月第2日曜日
祭神は、素盞鳴尊の御子で、五穀の豊穣を護る御神です。
応永年間(称光天皇御宇) この地に旭曜山清光院が建立されると、守設神として稲荷大明神を勧請されました。
元禄十七年(1704)の棟札には、「奉上葺稲荷社頭 元禄十七年甲申二月吉祥 遷宮清光院辨海」とあり清光院の辨海和尚が祭事をおこなっています。明治26年鳥居修繕を記したものに初めて祠官(しかん)の名が出てくるので、創建以来明治の半ばまで清光院によって祭事が行われていました。
天正年間(正親町天皇御宇)兵災によって焼失しましたが、元禄10年3月(1697年、東山天皇御宇)再興。
現在の本殿は明治5年(1872) 再建、拝殿は大正12年(1922) 改築し今日に至ります。
末社として、秋葉社・津島社が祀られ、文化九年(1812)の神前型灯篭があります。
現在一色幼児園になっているところには灌漑用の大きな池があり、昔は子どもたちが水遊びをしていました。昭和54年に池は埋め立てられ、保育園が建設開園されました。






台輪(だいわ)鳥居(両部鳥居)
柱と島木との接点の部分に、丸い台輪がはまっています。これは柱の上部から腐っていくことを防ぐための手法です。そして両部鳥居の控柱(ひかえばしら)と呼ばれる補助が付いています。