下街道は、釜戸町公文垣内-土岐町名滝-高屋へと通っていました。名滝橋は、名滝~高屋間の土岐川に設けられた橋です。
江戸時代から伊勢参りや善光寺参りなどに使われていましたが、明治時代以降は坂道の多い中山道に代わり物資輸送の中心的な道路となりました。
以前は現在の位置より約100m余り、上流に架けられた一本橋だったそうです。
現在の名滝橋の工事は、昭和五年(1930)八月の土岐川の大洪水によって建設途中に全部流出し、橋の架け替え工事が大変遅れ、11月に完成したと伝えられています。
全長約46m、幅約5m、鉄筋コンクリート構造の橋としては土岐橋、大島橋と並んで市内最古級です。
稲荷神社の名滝橋の橋脚台
名滝の稲荷神社の舞台の脇にある穴の開いた石は、現在の名滝橋が鉄筋コンクリートの橋に架け替えられる以前に木造の橋に使用されていた橋脚台です。




















