御本尊:薬師瑠璃光如来(阿弥陀如来、地蔵菩薩)
宗 派:信光寺所属
延宝9年(1681)辛酉7月6 日、了伝歌和尚大禅師によって建立された古刹で、村人の信仰篤く、境内に享保4年(1719) 7 月13日に阿弥陀如来を勧請し、更に堂内本尊薬師如来の脇に、地蔵菩薩・弘法大師・善光寺三尊仏を安置しました。
堂宇の老朽化が甚だしく、安永3年(1774)全面改築され、これを機に、大草村住民の心願により、信光寺第七世鶴堂和尚を開基に、信光寺の境外堂宇として現在に至っています。
『再住妙心了伝歌和尚大禅師」の位牌が残されていることで、これと全く同じ位牌が京都の大本山妙心寺の光国院に安置されています。
往年には、村内の病者の為や、雨乞いに、村中の人々一堂に会して、千願経を奉読し心から祈願したといいます。
御詠歌
みね山の 月かげさやか 薬師堂
さとのしあわせ ひそとまもりて
東林庵薬師堂の杉と紅葉
東林庵薬師堂は、美濃瑞浪三十三霊場の客番のーつで、竹林の中にあります。境内には紅葉や杉があり、木蔭が多く涼しい所です。
県道66号線(多治見恵那線)から大草に入り扉風山登山口に向かう途中、左の竹林の中にそびえ立つ4本の杉があります。
一番太い杉の西に、幹に亀裂があり根元にウロがある古い紅葉があります。
美しく紅葉した秋には、緑が深く日陰が多い薬師堂あたりを明るく彩っています。
毎月8日には10人程が集まり、掃除をして礼拝をされています。