■ 下街道

マダラミ坂 瑞浪市土岐町下沢

 下沢弘法堂の下に、曼荼羅寺という大きな寺があったそうです。このお寺は櫻堂薬師が、元亀2年(1571)に織田信長の家来 森長可の手によって焼かれた時に、曼荼羅寺も焼かれたと伝えられ、この地域の字名を曼荼羅見(マダラミ)といいます。その寺に続く坂道の途中に、今も八体の石仏が並んでいます。
 現在は新しい道路ができ、隅に寄ったようになりましたが、本来はこの道路が三河街道でした。
 この八体の石造仏の中心に、坐像で右頬に手をあてた地蔵菩薩があります。昔は、歯が痛むとこの地蔵菩薩を拝むと痛みが治ると言って、お参りしたそうです。

(土岐地区 郷土再発見より)

名号碑

(享保十五・一七三〇・笠塔婆・享保十三戌申年三月)

聖号碑

(天和三・一六八三・笠塔婆・七字聖号・八人)
 マダラミ坂のものは 「施主 又右衛門 助左衛門 永寿坊」ら八人による造立です。

 聖号碑は市内で最も古い天和三年(一六八三)のものですし、如意輪観音も享保十年(一七二五)と古く、同十一年の地蔵尊も同十五年の名号碑も古くかつ立派です。

 


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