



※現在、石階段は閉鎖中です。右手より山道を登ると本殿に行けます。
瑞浪市日吉町2826(白倉)
【祭神】倉稲魂神・大宮女神・猿田彦神
【例祭日】4月15日近い日曜日
【由緒】鳥居をくぐり、72段の急な石段を上りつめた所に、禿山の崖を背にして朱塗りの小さな本殿が建っている。昔この禿山には大小いくつかの洞穴があり、上には樹木が茂って、狐たちのよいすみかになっていた。白倉のある人が命にかかわる大切な物を紛失してしまい、必死に探したが見付からず、死を覚悟した夜、禿山でたわむれる子狐の夢を見た。そこで、藁をもつかむ思いで「きみたちの親神の祠を建てるから、どうか私の大切な物を探し出して下さい。」と、禿山へ行って祈願した。半月の後、思わぬ所から出てきて命拾いをしたので、早速、稲荷様の祠を建てて感謝のお祭りをしたと言う。これが禿山稲荷の始まりで、以来失せ物、家内安全、商売繁盛など諸々の願いを叶えて下さる神様として参拝者も多かった。
(岐阜県神社名鑑より)